2025.01.24
深めるショップ店員としてがむしゃらに勤めてきた11年間は、大條さんにとって成長の連続でした。
幼少期、親の仕事の都合で転校が多かった大條さん。
初対面の人と打ち解けるのは得意でも、踏み込んだ会話や長く続く信頼関係の構築は、実は苦手でした。
だけど、お客様に長く愛されるお店で働いていくために…ひとつひとつの出会いを大事にしよう。
そのためには、「信頼される自分」にならなければいけない。
そう考えて意識的に変えたことが「自分の本音をいう」ことでした。
「どう思われるか不安なときもあるじゃないですか。でもそんなことより、お客さまのためを思って本音を言うようにしています」
そうすることで、
「この人はただ服を売ろうとしているんじゃないんだ」
「似合うもの、いらないものを本当に自分のために言ってくれているんだ」
そんな風にお客様から思ってもらえることが増え、長いお付き合いにつながっていったのだといいます。
「『お洋服を売ろう! 』というモードからだんだん『お客さまのライフスタイルそのものすべてを価値提供する、そのお手伝いをする!』という考えに変わっていったんです」
会話の中から相手のことを深く知っていき、何をしたら喜ばれるのか、何を求めているのかさまざまな角度から考えて提案するように心がけています。
コツは「ポジティブに伝える」こと!
ネガティブに伝わってしまいそうな意見や思いも、ポジティブに伝えることを意識しています。
『こちらはこう見えるけれど、こちらだとこんな風にもっと魅力的です』など、否定せずにより良いと思う提案をしたりしています。
今では、ぱっと顔を思い浮かべられるお客様の数は100人を優に超えているんだとか!
■いきなり”支配人”!経験ゼロからすすきのの大規模ホテルを稼働率9割以上にまで導いた女性が、大切にしてきたこと【東横INN】
■“大きな足がずっと大嫌い”だった彼女が、コンプレックスと向き合い続けて見えてきたものとは【SEVEN AND A HALF】