2025.01.01
食べる北海道の“おいしい”がギュッと詰まった、驚くほど小さなミニチュアの世界へようこそ!
北海道出身のミニチュア作家・碧aoさんが、大好きな故郷の味と記憶を、指先ほどの小さな作品として紡ぎます。
現在は横浜在住の碧aoさん。「北海道の食文化が恋しい!」という思いをきっかけに、2年ほど前からミニチュアづくりをスタートしました。“リアルだけどかわいい”作品作りがモットーです。
→ 作家インタビュー:北海道の味をわずか“1センチ”で再現!全道民がグッとくる…ミニチュア作家・碧aoさんの故郷への思い
今回ご紹介する作品は、北海道の郷土料理のひとつであり、お正月料理の定番でもある「飯寿司」です。
【作品解説】
お正月に帰省すると、必ず食卓にでてくるのが飯寿司です。
私の父も、小さい頃からお正月となると、飯寿司を食べていたそうで、こうやって食文化は伝承していくのだろうと思いました。
色々な魚を使って作られる飯寿司ですが、今回は「はたはた、紅鮭、きんき」の三種を制作してみました。材料は全て同じ白い粘土ですが、それぞれの魚の色や皮の質感をうまく表現できたのがお気に入りです。
作品サイズ:約0.8㎝
製作期間:約5日
完成時期:令和6年11月頃
<苦労・工夫したポイント>
きんきや鮭の切口をうまく表現するために、実際に少し大きな切り身から制作し、斜めにカットするなどしてリアルさを出す工夫をしました。
カットしたところにも、ちゃんと魚の繊維を入れています。
「飯寿司」は、魚と野菜を米麹に漬けて、乳酸発酵させたすしです。低温発酵によってつくられる「飯寿司」は、主に北海道から東北地方の気温が低い、沿岸部の地域に伝わる郷土料理です。
■作家インタビュー:北海道の味をわずか“1センチ”で再現!全道民がグッとくる…ミニチュア作家・碧aoさんの故郷への思い