2024.12.25

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【お悩み】親友が別の人と仲良くなったことで、自分が「用無し」になった気持ちになる…どうしたらいい?#76

はーい皆さん、ごきげんよう!満島てる子です。
ねぇねぇ聞いて、今回で実はこの「お悩み相談ルーム」、今年ラストの更新になるらしいのよ。
ひゃああなんてことなの……!時の流れってほんとに残酷ね。

ライター・満島てる子

1年まじで早かったわぁ。

ちなみに皆さんにとって、2024年はどんな年だったかしら?

あたしは例年以上に、人とのつながりの大切さというか、その有り難さを肌身で感じる年になった気がするわ(ちなみにひょんなご縁から、そんな気持ちの一端を、Tedxtalkでお話しさせてもらったの。YouTubeにも上がっているのでぜひご覧ください)

恋人だろうが友達だろうが、その関係性の内容問わず、誰かと一緒にいられるって素敵なことなんだよね。うんうん。
と、そんな年末の振り返りをしている最中、話題としても見逃しておくわけにはいかなさそうなお手紙が応募フォームに届いたの。

早速ご紹介したいと思います。

読者のお悩み:親友が別の人と仲良くなったことで、自分が「用無し」になった気持ちになる

「親友に親しい人たちを紹介していたら、自分以上に紹介相手と仲良くなっているような気がしてジェラシーが。自分は用無しになってしまったのでしょうか……」(大阪府T市、20〜24歳、ペンネーム「ケロツ〜」さん)

***

あらぁこれは……。

なかなか複雑な心情になってしまうに違いないお悩み内容ね。
ともあれケロツ〜さん、まずはお悩みを送ってくれてどうもありがとう!

「いつも楽しい記事」って文言がすんごく嬉しいわぁ。コラム執筆を続けてきた甲斐があるというものです(ちなみに後半の「人と人との荒波にいらっしゃる」って表現、ちょっとインパクト強くて笑っちゃったわw)。

なるほど、あなた、大事な親友に自分の親しい人たちを紹介してたのね。
うんうん、そうしたくなる気持ち、よくわかる。だって、自分の好きな人同士が仲良くしてくれている光景、あたしもやっぱり見たいもの。

もしおのれのつながりがもとになって、そんなシーンに出会えるとしたらなら、それってなんて素敵なマッチングでしょ!いいわよねぇ。

ただケロツ〜さんったら、その過程でしゅんとしちゃったのね。あたし要らなくない?って。
あのね、もしかしたら「え?」と言われるかもしれないけれど、これもあたしよくわかる。笑

あたしもとっても共感するわ…

というのも、あたし、実は他ならぬ「用無しマインド」の持ち主。

大事で愛しくてたまらない人がいたら、その人には可能な限り、物理的にも精神的にも近くにいてほしいし、なんなら自分あってのその人でいてほしいと願ってしまうし。

その人が自分以外の人と仲良くしているところを目にしたら、「もうあたしの存在は必要ないのかな……」と、不合理な落ち込みを少なからずこころに抱いてしまう。

隠していたわけでもないけれど。あたしって、そんな人間なんです。

この「用無しマインド」ってさ、時々プライベートの関係性を壊しかねないぐらい邪魔になるとき、あったりするんだよねぇ。

あたし以前、ソウルメイトと信じて疑わない大親友から「僕のことを縛ってつなぎとめようとしてるの?」って、シンプルかつまっすぐな疑念を呈されたことがあって。

そのとき割とハッとしたのよね。
その子の恋愛相談にしても、仕事の悩みにしても、あたし相手の話を聞くときに、その内容を自分の都合のいい方に書き換え、向こうの心を塗りかえて、その親友くんのまなざしがおのれにのみに向くよう、コントロールしようとしていたかもしれないって。

彼が他の人のところにいかないよう、縄をかけていたのかもしれないって。

当時はすんごく反省したなぁ。
大切な人の興味関心が、自分以外の「どこか」や「誰か」に向かってしまうこと。

そこに「寂しさ」というパッケージを飛び越えた、自分の存在の無意味さや、それに紐づく苦痛を覚えてしまう人が、この世の中には一定数いるのでしょう(臨床心理学で言う「分離不安」のひとつなのだろうね)。

あたしは確実にそうだし、ケロツ〜さんももしかしたらそのひとりなのかもしれない。
読者の皆さんの中にも、思い当たる節がある方、きっといらっしゃるんじゃないかしら。

「用無しマインド」から卒業するためには、一体どうしたらいいのか
ケロツ〜さんのお悩み相談への回答としてだけでなく、自分自身の課題に一区切りをつける意味でも。

今年最後に寄せられたこのテーマ、2025年に持ち越さないようにしっかり向き合いたいなぁと、ストーブの設定温度をいじりながら、あたしはそう考えていたのでした。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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