2024.12.28
深めるー質感がとにかくリアルで、かつ可愛らしいですよね。
「リアルだけど可愛い」っていうのは当初から大切にしているテーマです。質感を再現するために、必ず実物を見て、さまざまな角度から写真を撮って見返しながら作っています。
ーちなみに栄養士をされていたってことですけど、その時の経験も役立っているんでしょうか?
栄養士よりも学生時代の経験が大きいですかね。真駒内にある光園女子短期大学に通っていたんですけど、郷土料理の伝承を大切にしている学校だったので、調理実習でつくる機会が多かったんです。
ー個人的に、「これを作ってグッときた」っていうものってあります?
最近だと…「松前漬け」ですね。色々な材料を使って作るのが難しくて、完成した際に「上手にできた!」と思いました。数の子のつぶつぶや特有のネバネバの再現にも苦労しましたねえ…自信作なのでぜひ、本物を見ていただきたいです。
ーモニター越しに見てても、なんだかお酒が恋しくなってきます…
「飲んべえなんですか」ってよく聞かれます(笑)
ー飲んべえなんですよね?
いえ、私はそれほどでも…(笑)。ただお酒好きの父のおつまみを小さい頃から見ていたので、そこからアイデアが浮かぶことも多いんですよね。ちなみに父は今も居酒屋に行くたびに「これいいんじゃないか?」と、料理の写真を撮って送ってくれます。
ー強力なサポーターですね!今取り組んでいらっしゃるのはどんな作品ですか?
「おばあちゃんちの食卓」がテーマの作品です。たくさんの郷土料理をちゃぶ台に載せて…全部で14種類ぐらいありますかね。「懐かしい」と感じてもらえるように細部までこだわっています。
■これミニチュアなの!?冬の定番「松前漬け」をミニチュアで作ってみた【道産子ミニチュアごはん図鑑vol.1】