北海道に住むお父様からの写真も、作品のインスピレーションに!

ー質感がとにかくリアルで、かつ可愛らしいですよね。
「リアルだけど可愛い」っていうのは当初から大切にしているテーマです。質感を再現するために、必ず実物を見て、さまざまな角度から写真を撮って見返しながら作っています。

ーちなみに栄養士をされていたってことですけど、その時の経験も役立っているんでしょうか?
栄養士よりも学生時代の経験が大きいですかね。真駒内にある光園女子短期大学に通っていたんですけど、郷土料理の伝承を大切にしている学校だったので、調理実習でつくる機会が多かったんです。

▲透明な素材や特有の「ネバネバ」を再現するニスなど、あらゆる技術を駆使した松前漬け(碧aoさん制作のミニチュア)

ー個人的に、「これを作ってグッときた」っていうものってあります?
最近だと…「松前漬け」ですね。色々な材料を使って作るのが難しくて、完成した際に「上手にできた!」と思いました。数の子のつぶつぶや特有のネバネバの再現にも苦労しましたねえ…自信作なのでぜひ、本物を見ていただきたいです。

ーモニター越しに見てても、なんだかお酒が恋しくなってきます…
「飲んべえなんですか」ってよく聞かれます(笑)

▲北海道の居酒屋を再現した「ミニチュア北海道居酒屋 碧」。壁のメニューや「こぼれいくら」など、細部にもこだわりが。(碧aoさん制作のミニチュア)

ー飲んべえなんですよね?
いえ、私はそれほどでも…(笑)。ただお酒好きの父のおつまみを小さい頃から見ていたので、そこからアイデアが浮かぶことも多いんですよね。ちなみに父は今も居酒屋に行くたびに「これいいんじゃないか?」と、料理の写真を撮って送ってくれます。

ー強力なサポーターですね!今取り組んでいらっしゃるのはどんな作品ですか?
「おばあちゃんちの食卓」がテーマの作品です。たくさんの郷土料理をちゃぶ台に載せて…全部で14種類ぐらいありますかね。「懐かしい」と感じてもらえるように細部までこだわっています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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