石狩鍋にコマイ、飯寿司に松前漬けーー。
私たち道民には馴染み深い料理が、わずか1、2センチほどの大きさで再現された世界。
リアルであると共にどこか可愛らしさを感じる存在に、思わず目を細めてしまいます。
北海道に縁のあるクリエイターたちの視点や素顔を覗く「HOKKAIDO CREATORS INTERVIEW」。

今回は「北海道を愛するミニチュア屋さん」としてご活動するミニチュア作家、碧aoさんにご登場いただきました!

故郷への愛をこめて…たった2年でこのクオリティの高さ!

▲北の珍味、大集合!(碧aoさん制作のミニチュア)

ーInstagramで作品を拝見いたしました!可愛いなと見ていたら「コマイ」があることに驚きました(笑)。
ありがとうございます!おつまみメニューも充実させています(笑)

ー碧aoさんはもともと北海道がご出身だそうですね。
札幌市で生まれ育ち、短大を出た後は7年間栄養士として務めていました。結婚と共に横浜に移り住んで、今年で9年目になります。

碧aoさん 「いくら」のミニチュアの制作中のようす

ーミニチュアを始めたきっかけは何だったんでしょうか?
小学校のころの、自由研究がきっかけです。紙粘土で小さな野菜をたくさん作って、「ミニチュア八百屋さん」を作ったんです。それが完成した時の「できた!」という達成感や、小さな世界で再現できたことの感動が心の中に残っていました。でも、それからずっと作品づくりをしていた訳ではなくて、本格的に再開したのは2年ほど前、横浜に来てからです。

▲碧aoさんが子どもの頃、お母様が作ったパッチワークの作品。ハンドメイド好きはお母様譲りだそうです。

ーミニチュアづくりを再開しようと思う出来事があったんですか?
北海道がものすごく恋しかったことと、子どもたちが少し大きくなって、育児に余裕ができたことが理由として大きいですね。小さなうちだと、ミニチュアを口に入れてしまいますから(笑)
ミニチュアはずっと好きで、他の作家さんの活動をよく拝見していていました。「やっと大好きなミニチュアを自分でも作れる♪」とワクワクしたのを覚えています。

ー確かに、あんなに本物ソックリだと食べちゃいますよね(笑)。北海道の料理に限った理由は何だったんですか?

はじめは、自分の身近にある好きなもので練習しようと色々なパンを作り始めたんです。クロワッサンやシナモンロールなど、色々作った中で、一番シックリ来たのが「どんぐり」さんでお馴染みの「ちくわパン」。完成した瞬間に、「これだ!」という感覚というか…子どもの頃、自由研究で味わった時の感動が甦ったんです。それから、大好きな北海道に関連するものを作ったら面白いんじゃないかと、作品作りをはじめました。

▲道産子料理を再現するきっかけとなった「ちくわパン」(碧aoさん制作のミニチュア)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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