2024.12.28
食べる「松前漬け」は、ニシン漁が栄えた江戸時代後期から明治時代、大量にとれたニシンの卵の数の子を使い、スルメイカと昆布を合わせて作られていました。
昭和になりニシン漁が衰退していくなか、松前町では、スルメイカ漁が本格的におこなわれるようになりました。現在では、隣接する福島町と合わせ全国有数のスルメイカの生産地となっています。そのため、「松前漬」ではスルメイカと昆布が多く使われるようになったといわれています。
スルメイカ、昆布、人参を細切りにして砂糖、酒、醤油を混ぜて、重石で漬け込みます。大根やかぶ、唐辛子や柚子の皮などを加えるつくり方もあります。ごはんのおかずとしても相性が良く、酒の肴としても人気です。
味付けは店舗によってさままざまで、塩味のものや山菜が入ったものなど、工夫がされていて、味の違いを楽しむこともできますよ。
(参考:農林水産省HP 「うちの郷土料理」をもとに作成)
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今回は、ミニチュア作家「碧ao」さんによる、ミニチュア作品「松前漬け」をご紹介しました。
北海道の“おいしい”を、ミニチュアの世界を通じて感じていただけましたか?
碧aoさんが思いを込めて作る、小さくキュートな作品が、北海道の豊かな食文化の魅力を再発見するきっかけになりますように…♡
<ミニチュア作家「碧ao」プロフィール>
北海道・札幌市出身、2児の母。札幌で7年間、栄養士として勤務した後、横浜に移住。2022年頃、「北海道が恋しい!」という思いをきっかけに、北海道の料理をミニチュアで再現する活動をスタート。
北海道愛あふれるミニチュアで地元を懐かしみつつ、大好きな故郷に貢献したく活動しております。“リアルだけど可愛い”作品作りがモットーです。わたしと同じく北海道が大好きな方の心に響いたら嬉しいです!
X: @miniatureaosan
Instagram: @miniature.aosan_1625
minne(作品販売):@taichanmam16
編集:Sitakke編集部 ナベ子
■作家インタビュー:北海道の味をわずか“1センチ”で再現!全道民がグッとくる…ミニチュア作家・碧aoさんの故郷への思い