2024.12.20

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「まぁいいか、これでいい」注文を間違える喫茶店が期間限定オープン【北海道・石狩市】

石狩市役所に期間限定でオープンしたのが、喫茶店「流れ星」。

店の自慢は3種類のコーヒーやスイーツです。

こちらのテーブルでは、コーヒーの「サンサン」1つと「イシカラ」1つをオーダーしました。

コップにはコーヒーの種類が書かれていますが、運ばれてきたのは「サンサン」2つ…

注文とは違うけど、それでいいんです。ここは「注文を間違える喫茶店」。

店員はみんな、認知症の症状を持ち、施設に通う高齢者たちです。

認知症の人たちに地域と関わる機会を持ってもらおうと市内の介護事業所が石狩市の交付金を使って開きました。

お客さんの手を取り、席へ案内する店員さんの姿も。

「連れていくからね」

ところが別の店員さんに手を取られ、そのまま違う方向へ…。案内することを忘れてしまったようです。

お客さんからは「持っている能力を使える場所は必要だと思う」

店員からは「知らない人に会えてうれしい、友達になれて」

双方から笑顔が見られます。

失敗しても「まぁいいか、そうだよね」そんな優しい気持ちでいられることで、とてもいい雰囲気になっています。

認知症でもできることをあきらめない。注文を間違える喫茶店「流れ星」。
期間限定でのオープンでしたが、ステキな居場所となりました。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月25日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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