2024.12.19
暮らす4人の「行修者」は、それぞれが4年連続で務め、毎年1人ずつ入れ替わっていくのがならわしです。
今年の1月は、新たに加わる予定の男性が健康上の理由で急きょ辞退し、1年限りの「代役」でしのぎました。
さらに、来年の内定者も決まっていません。
つまり、4人のうち2人も足りないままなんです。
佐女川神社みそぎ祭典執行部の廣瀬雅一部長は「毎年終わるごとに翌日から募集を始める感覚ではいたんですけど、どうしても年末が近くになって、誰もいないという結果は残念」と肩を落とします。
佐女川神社では、これまで町民の紹介などで行修者を集めてきましたが、今年は初めて公募に踏み切りました。
条件は、
・2025年1月13日~15日の神事に4年間参加
・心身ともに健康
・35歳くらいまでで未婚
旅費や食事、謝礼の10万円が支給され、神社に宿泊することになります。
函館市などの高校や大学にポスターを貼り、SNSでも応募を呼びかけ、伝統を受け継ぐ若者が現れるのを待っていました。
佐女川神社みそぎ祭典執行部の工藤聖部長は「先人たちから受け継いできたものですので、できることなら残して伝統を伝えていきたい」と願いをこめましたが…締め切りの2日前の時点で応募はゼロ…。
まさに存亡の危機の中…。
行修者の募集は11月30日まで。11月28日にこの内容をHBC「今日ドキッ!」で放送したところ、応募者0人の状態から一気に5人の応募がきたといいます!
伝統を受け継ぎ「みそぎのマチ」の象徴となれるのか…。
今後も注目です!
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月28日)に基づき、一部情報を更新しています。
■【コスパ良き】これ全部「DAISO」!? 100円ショップで揃える「クリスマスツリー」今期注目のグッズとは