冒頭で、この日は写真を撮りに行くか迷っていたとお伝えしましたが、こういう気持ちのときほど、いい意味で景色が裏切ってくれることが多いです。

撮影が終わった後、カメラマンとして朝の感情に反省の念を抱きつつも、こんな景色にめぐり会えて本当にラッキーだったなと感じました。

雪が降っている日は、くもりの日が多いように感じます。この日のように日高山脈がはっきりと見える晴天も、なかなかないなと思います。

もちろん撮影に行って、撮れ高なしのダメだった日も多々あります。
朝は眠いですし、寒いですし、この気持ちを乗り越えるのが一番目の試練。

しかしそんな気持ちも乗り越え、自然相手に何度でも挑むことで、ごほうびのような1日もあるのだなと感じた日でもありました。

早朝の撮影を終え、満足していたところ…またなかなか出会えない、貴重な自然現象が起きているのを発見しました。
これは逃せない…と、向かった先があります。

次回の記事でお届けしたいと思います。
樹氷のトンネルをくぐった先に…「ここに来てよかった」冬の北海道

連載「テレビカメラマンがとらえた“一瞬”の北海道

撮影・文:HBC帯広放送局 大内孝哉
2015年からテレビカメラマンとして、主にニュースやドキュメンタリーを撮影。担当作品に映画/ドキュメンタリー「ヤジと民主主義」や、ドキュメンタリー「核と民主主義」「ベトナムのカミさん〜共生社会の行方〜」「101歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~」「クマと民主主義」など。
2023年10月から帯広支局に異動。インスタグラム@takayasunset0921では、プライベートで撮影した北海道の写真を公開中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2024年12月)の情報に基づきます

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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