根本教授が所属する日本赤十字看護大学附属災害救護研究所は、2023年7月に作業服大手のワークマンと災害対策における連携協定を結び、災害時に役立つ商品の共同研究を進めてきました。
こうしたワークマンとの『共同研究』から生まれた”新素材”。それが、『着る断熱材』です。
沸騰したケトルをこの「着る断熱材」ごしに触ると、ほんのり暖かさを感じる程度で普通に触れちゃうんです!
この新素材を使ったジャケットは、抜群の断熱効果に加え、湿気も籠らず蒸れないのが特徴。
気温およそ10℃の屋外で防寒ジャケットを着ていない状態だと、16℃まで下がっていた記者の表面温度が、『着る断熱材』のおかげで20℃を超える状態になるほど、体温をキープしてくれます。
こうした防寒着など、「ふだん使い」している物が、特に冬の災害時には有効だと根本教授は言います。
「防災のためにそろえたものは、あまり役に立たない。それよりも、ふだん使っている物を、そのまま災害の時にも使おうというほうが、とても簡単で使いやすくて、安全なだけじゃなくて、そこに安心感も生じることになる」
冬の備えで大切なのが『TKB+W』です。
「T」はトイレ、「K」はキッチン、「B」はベッド。
この3つに加えて冬の災害時では、ウォームの「W」=暖房、つまり寒さ対策が欠かせません。
そこで根本教授は、冬の避難で備えたいものを次のように提案しています。
『防寒着・手袋・ニット帽・マフラー・オーバーズボン・冬用の寝袋・エアマット・上履き』
ふだん使っているものをそのまま使うのがオススメです。
また根本教授は、氷点下の中でも体温を保てるような服装を想像するようにしてほしいとも話しています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月14日)の情報に基づきます。
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