2024.11.24
暮らすHBCラジオで日曜午後7時半から放送している「したっけラジオ」。
WEBマガジン「Sitakke」のお悩みコラム連載でもおなじみのインテリ女装家・満島てる子と、HBCアナウンサー森結有花がMCを務める、30代コンビによる脱力系おしゃべり番組です。
「芸妓」といえば京都のイメージが強いかもしれませんが、実は北海道にも芸妓がいるってご存じですか?
2024年10月27日OA回では、Sitakke連載「さっぽろ芸妓日記」を担当する、札幌で活動中の現役芸妓・こと代さんをゲストに招き、「芸妓」の日常ややりがいについてお話を聞きました。
###“少人数精鋭”の札幌の芸妓は大忙し
こと代さん)「芸妓」といえば京都のイメージが強いかもしれませんが、実は北海道にも、開拓期の頃から、各地に芸妓がいました。最盛期には、300名ほどいたとされています。
森アナ)300人もいたんですか!いまは何人くらいいらっしゃるんですか?
こと代さん)現在は札幌のみで、「さっぽろ名妓連」に12名の芸妓が所属し、日々、お稽古やお座敷で活動をしています。
てる子)12名!少人数精鋭ですが、お休みはあるんですか?
こと代さん)お休みは、日曜日と祝日が基本ですが、お仕事が入ることも多くって…実質、年中無休な感じですね。
てる子)あら大変!エキストラステージもあるのね?常に“オン”の状態が多いと思うんだけど、オフの日とか、とんでもないことになったりしてないの?
こと代さん)なってます(笑)たくさん睡眠をとって体力回復するようにしています。
森アナ)「稽古」では、どういったことをするんですか?
こと代さん)私は踊りの稽古がメインで、ほかに三味線と、小唄、お笛、それにお茶もやってます。
森アナ・てる子)わー!やることがいっぱい!
森アナ)そもそも、こと代さんが芸妓を目指したきっかけは?
こと代さん)ワーキングホリデーで1年間の海外生活を送っていたとき、日本の文化について、現地の方から質問される機会が多くありました。一方で、日本の文化の魅力を、うまく説明できない自分にもどかしさを感じたんです。
こと代さん)もともと、小さい頃にテレビで見た芸妓さんや舞妓さんに憧れていたということもあり、日本文化をしっかり学んで、身につけたいなと思ったのが、芸妓を目指したきっかけです。いまから7年前、未経験で飛び込みました。
てる子)未経験で!?
こと代さん)「頑張ればどうにかなるかな!?」ってやる気だけで飛び込びましたね(笑)
芸妓デビューして今年で7年目になりますが、まだまだ“ペーペー”なので日々頑張っています!
てる子)度胸あるわね~!
ほか、この回の「したっけラジオ」では、芸妓の仕事の魅力ややりがいなどについて、深堀りトークが繰り広げられました!番組の最後には、毎度リスナーをざわつかせるお決まりコーナーで、こと代さんが“虚無顔”を見せるなどの一幕も…
「したっけラジオ」の内容は、Sitakkeのこの連載と、Youtubeでもご紹介していきます。
オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
HBCテレビ「あぐり王国北海道NEXT」「グッチーな!」「SitakkeTV(ナレーション)」、ラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!(月・火)」を担当。「HBC演劇エンタメ研究会」のメンバーとしても活動中!
※掲載の内容は、「ひとりの夜にあなたとあたしのしたっけラジオ」2024年10月6日放送時の情報に基づきます