2024.11.17

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釧路のそばは緑色が常識?茶そばではない…独特の食文化にこめられた歴史とは

今では文化庁お墨付きに

なぜ、竹老園が始めた緑のそばが釧路全域に広まったのか。釧路そば商組合(城山東家) の石丸達郎組合長はこう話します。

「竹老園が緑のそばを普及したので、『緑のそばでなければ、そばでない』という意識が高まり、緑色のそばが多くなった」

竹老園からは、釧路そばの老舗として多くの弟子が修業し独立。
その弟子たちが、緑そばの伝統を受け継ぎ、やがて”釧路のそば”といえば緑色になったのです。

そして2024年3月、”釧路のそば”は、文化庁の100年続く食文化「100年フード」に認定されました。

登録された”釧路のそば”は、緑のそばだけではありません。

竹老園では、つなぎに卵を使った「蘭切りそば」や「そば寿司」なども提供。
さらに城山東家では、真っ白な更科そばを提供しています。

城山東家では、伝統的なそばにこだわり、そばの風味を最大限生かすため、あえてクロレラを入れずに、白い更科にこだわっているといいます。

釧路そば商組合(城山東家)の石丸達郎組合長は「釧路は北海道でも有数のそば処です。皆さん楽しんで食べに来てくれれば嬉しい」とアピールしていました。

調査結果です。

釧路のそばが緑色なのは、お客様に1年中、新そばの気分を味わってもらうために、クロレラを入れているから!でした。

文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年11月1日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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