青空をバックに、オンコの赤い実をほおばるエゾシマリス、とってもかわいらしいですねー。
ことしの秋は、木の実のみのりがとっても良いようで、動物たちにとっては、まさに天の恵みです。
2022年に、ニホンリスが、毒キノコの〝ベニテングダケ〟を日常的に食べていて、毒キノコの〝毒〟は、どうやらリスには害を及ぼさないと、研究者が発表しました。
なぜ、毒キノコの毒が、リスには大丈夫なのか、その理由の解明はこれからのようなのですが、実はオンコの実に入っている種にも、人間にとっては強い毒性があります。
最も毒性の強い種子の場合、人間が4~5粒のオンコの実を食べると、命が危ない場合もあると言われ、散歩中の犬が、種を食べてしまって中毒症状を起こすこともあるようです。
しかしながらオンコの実を食べているエゾシマリスを見ていると、私には「種も食べている」ように見えるのですが、どうなんでしょう?
1枚の写真の中に、なんと7羽ものシマエナガが!とっても貴重なお写真を、ありがとうございます。
冬の気配が近づいてくるとともに、その多くが山の奥で過ごしていたシマエナガの群れが、人里近くの公園などにも戻ってきたようです。
寒さの到来とともに、シマエナガの投稿もグーンと増えています、いよいよシマエナガシーズンの到来ですね。
ネットでは「シマエナガに会うには?」なんて記事がたくさんヒットしますが、”会える場所”の上位に「大通公園」が紹介されているモノもずいぶんあったりして、ビックリしてしまいます。
「シマエナガに1度で良いから会いたい!」という方に、私ならば、山に近い公園をオススメいたします。
山をねぐらにしていて、日中は山から公園にやって来るというパターンが多いように感じます。
ただ、シマエナガは1か所にジッとしておらず、つねに移動していますので、こちらもお散歩気分で「会えたらラッキー!」くらいの気持ちで、鳴き声に耳を澄ましながら、ゆっくりと公園を歩くのが、シマエナガに出会える〝ヒケツ〟です。
エゾシマリスは、地面に掘った冬眠用の巣穴で、冬眠する季節になりました。
「それでは皆さん、おやすみなさい、春になったらまたお会いしましょう!」なんて言っているようにも見えますね。冬眠用の巣穴は、長さが180センチくらいのトンネルで、つきあたりに、枯れ葉を積み重ねて作った〝ベッドルーム〟があるほか、通路には、冬の間に目を覚ました時に食べるための食料がギッシリと並べられ、ベッドルームとは別に〝トイレのための部屋〟もあるのだそうです。
ネズミやほかのシマリスに食べ物を盗まれないように、内側から土で、入り口をふさいでから、長い眠りにつくのだそう。札幌市内の公園などで暮らすエゾシマリスが目覚めるのは、例年、ゴールデンウィークのちょっと前くらいです。かわいい〝森のアイドル〟とも、しばしのお別れですね。