演奏や舞台装置はマチの人が一丸となって

本番を迎えた学芸会。
演奏には先生たちも参加、照明や舞台転換はマチの人たちが協力します。
じっと座ってみている観客は、半分くらいです。

合唱にはじまり体操やダンス、楽器の演奏など午前中いっぱいの時間を使って、大充実のプログラム。

劇では、かつてマチや学校が栄えていたころの様子を発表しました。

子どもたちの力で伝承してきた和太鼓の音色もことしが最後。
フィナーレは、卒業生もまざって太鼓の大演奏で締めくくりました。

田中豊校長(右)も演奏で参加

小学校に着任して2年目の田中豊校長。
着任したころにはもう閉校の議論は熟していて「2つの学年が欠員になったら閉校に踏み切る」と集落の話し合いで決まっていました。

そして、今年度ついにその基準に合致したため、閉校が決まったといいます。

田中校長は、かみしめるように話します。

「やっぱり私たちみたいな転勤族が考えても考えきれないような強い思いが、この鈴川小学校にあったと思う」

子どもたちには、この地域で暮らしているからこその気づきを大切に生きていってほしいと感じています。

「6年生が今の時点でコミュニティバスの便数を増やしてほしいという発想になっていることを私は評価したいと思っている。もっと便利にするために『あなたは何ができますか』ということは、この後ゆっくりとこの子たちの中で答えが育っていけばいい」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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