2024.10.27

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「ただの不正出血だと」双子の娘はまだ4歳…手術決断も残る予防ワクチンへの後悔【防げるがんの現在地①】

“無関心”に向き合って

滋賀県の医大生、大坪琉奈さん。HPVワクチンに関する知識を広める活動を進める学生団体『Vcan(ブイキャン)』の代表です。

「自分が活動することによって、医者じゃなくても誰かの命を救えたらなって…」

子宮頸がんの原因や治療法、予防のためのワクチンの存在など。接種のリスクも含め、ワークショップなどを開催し、自分の身体を守る知識を中学生や高校生に伝えています。

大坪さんは、接種のハードルが高い理由をこう説明します。

「いま自分たちが健康体で、将来かかるかどうかわからない子宮頸がんなどを予防するために接種するのが、HPVワクチンなので」

今回のワークショップには、男子の参加者もちらほら。

HPVワクチン=子宮頸がん=女性にしか関係ないこと…と思われがちですが、決してそうではありません。

HPVワクチンで予防できるとされているもののなかには、子宮頸がんと同じウイルスで感染する中咽頭がんがあり、男性の患者が多いとされています。

さらに、自分自身の「予防」だけでなく、性交渉を通じて女性に感染させるリスクを減らすこともできるとされています。

しかし、日本では公費での接種ができるのは女性だけ。
男性の接種は対象ではないため、自費で接種を受けると5万円ほどの負担となります。

ワークショップに参加した男性の中に「小さいころ、がんになったことがある」と教えてくれた高校生がいました。

「当時の闘病生活は言い表せないくらい大変だった。その経験を考えると、『予防できるガン』であれば絶対に予防したい」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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