2024.10.27

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「ただの不正出血だと」双子の娘はまだ4歳…手術決断も残る予防ワクチンへの後悔【防げるがんの現在地①】

「予防できる」数少ないがん

子宮頸がんは、主に性交渉から感染するHPV【ヒトパピローマウイルス】によって発症する“進行性のがん”です。
このため、特に発症リスクが高いタイプのウイルスに対し予防が期待できる、3種類のワクチンが用意されています。

北海道大学大学院医学研究院産婦人科学教室の渡利英道教授はワクチン接種の有効性についてこう話します。

「原因を取り除ける、予防できるがんっていうのは、実はそんなにないはず。ワクチン接種でデンマークとかイングランドも80%くらい、発症のリスクを下げています」

渡利教授によると接種するなら10代がいいとのこと。性交渉歴がまだ少ないだろうという年齢に打った方が効果が大きいというデータがあるといいます。

国は2010年から、子宮頸がん予防を目的に、HPVワクチン接種を勧める積極的な呼びかけを始めました。
さらに2013年4月からは【小学6年生から高校1年生まで】の女性を対象とした、定期接種を開始。

しかし、状況は一変します。

「ワクチンの副反応」訴え今も裁判が

HPVワクチンを接種したあと、体調の激変を訴える人たちが相次いだのです。
国は「因果関係は不明」としつつも、接種の呼びかけを中止。

その結果、世代によって接種率に大きな開きが生まれました。

今も、「体調の激変はワクチン接種による副反応」だとして、125人の原告が、国と製薬会社を相手に裁判を続けています。

そうした中…2年前、動きがありました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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