2024.11.04
出かける続いて一行は、アイヌ工芸品のお店が立ち並ぶ「二風谷アイヌ匠の道」へッ!。
「チセ」から徒歩数分のところにあります。平取町のアイヌ文化を今に伝える、工芸家の皆さんの作品を扱う工房が集まっているエリアです。
作品の購入はもちろんのこと、タイミングによっては、制作のようすも見学することができます。
こちらは、『アットゥㇱ工房 雪子の店』の貝澤雪子さん。木の樹皮を剥ぎ、糸を作って小物や着物を織る、二風谷のアイヌの伝統工芸品・「二風谷アットゥㇱ」を手掛けています。
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御年83歳の雪子さんは、ドラマ版「ゴールデンカムイ」のエンドロールにも、「アイヌ民具制作」協力としてお名前が記載されていますッ!昨年11月には、長年の功績が評価され、国から瑞宝単光章を受章しました。
「もう60年以上も、アットゥㇱを作っているんだけれど...やればやるほど難しさが増してくるんですよ」と、はにかんだ笑顔で話してくれましたッ。
『雪子の店』には、孫のユキさんの姿も。ユキさんは、雪子さんの手仕事を「幼い頃からずっと近くで見ていて、今もよく手伝っている」んだそうです。
「二風谷アットゥㇱは、オヒョウの樹皮の内皮からつくった糸で作ります。クルミやアカネとか...身近な花と草木で染めることで、淡い綺麗な色合いになるんですよ」と、ユキさんが教えてくれました。
次にお邪魔させて頂いたのは、クラフトショップ『Katak×bee』。雪子さんの息子・昌幸さん(写真・右)もいるお店です。
写真左に写っているのは、自由行動タイムをお楽しみ中の、プレミアツアー参加者さんです。
「アットゥㇱ」の技術で作られたヘアピンを購入したそうで、「素敵なものを買えました!」と、報告をしてくれましたッ!