2024.11.04

出かける

「『ゴールデンカムイ』との出会いが繋いでくれたもの…」実写版のロケ地!北海道・平取町の注目スポットへ【平取町レポ|後編】

「チセ」見学のあとは…アイヌ工芸の”匠”に会いに行こう

続いて一行は、アイヌ工芸品のお店が立ち並ぶ「二風谷アイヌ匠の道」へッ!。
「チセ」から徒歩数分のところにあります。平取町のアイヌ文化を今に伝える、工芸家の皆さんの作品を扱う工房が集まっているエリアです。

作品の購入はもちろんのこと、タイミングによっては、制作のようすも見学することができます。


こちらは、『アットゥㇱ工房 雪子の店』の貝澤雪子さん。木の樹皮を剥ぎ、糸を作って小物や着物を織る、二風谷のアイヌの伝統工芸品・「二風谷アットゥㇱ」を手掛けています。

→【関連記事】「気に入ったものはない、今度こそは」63年間、伝統を紡ぎ続ける82歳(北海道・平取町)

御年83歳の雪子さんは、ドラマ版「ゴールデンカムイ」のエンドロールにも、「アイヌ民具制作」協力としてお名前が記載されていますッ!昨年11月には、長年の功績が評価され、国から瑞宝単光章を受章しました。

「もう60年以上も、アットゥㇱを作っているんだけれど...やればやるほど難しさが増してくるんですよ」と、はにかんだ笑顔で話してくれましたッ。

『雪子の店』には、孫のユキさんの姿も。ユキさんは、雪子さんの手仕事を「幼い頃からずっと近くで見ていて、今もよく手伝っている」んだそうです。

「二風谷アットゥㇱは、オヒョウの樹皮の内皮からつくった糸で作ります。クルミやアカネとか...身近な花と草木で染めることで、淡い綺麗な色合いになるんですよ」と、ユキさんが教えてくれました。

クルミやアカネ、マリーゴールド、月見草などで染められた、アットゥㇱ用の糸。優しい色合いが美しい…

次にお邪魔させて頂いたのは、クラフトショップ『Katak×bee』。雪子さんの息子・昌幸さん(写真・右)もいるお店です。

写真左に写っているのは、自由行動タイムをお楽しみ中の、プレミアツアー参加者さんです。
「アットゥㇱ」の技術で作られたヘアピンを購入したそうで、「素敵なものを買えました!」と、報告をしてくれましたッ!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X