木の実などのごちそうを見つけては、自分の〝なわばり〟のあちこちに穴を掘って埋めておき、冬の間の食料の確保に大忙しのエゾリスです。
とってもしなやかにカラダを波打つようにさせて、ものすごいスピードで森の中を駆けていきます。
バランスをうまく取りながら、木に登ったり、地面を駆けぬけたりするのに、〝シッポ〟が大切な役割をしているのがよくわかりますね。
エゾリスが高いところから飛び降りるときは、シッポをふくらませて、くるくるとまわし、パラシュートのような役割をするのだそう。
このお写真のキャプションに『耳毛、ヒャララっと少しだけ生えてます…耳毛伸ばしてきたコリッピー』とありました。
顔を見るといかにも幼くて、ことし生まれた子リスなのですが、おっしゃる通り、早くももう〝耳毛〟が伸び始めてますねー。
エゾシマリスは冬眠をしますが、エゾリスは冬眠をせず、冬も元気に活動しています。
そのため、冬が近づくと、もこもこの〝冬毛〟になります。
エゾリスの場合、冬毛とともに伸びるのが〝耳毛〟です。
動物たちのこんな所からも、季節の移ろいを感じることが出来るのですね。