松田印判店の先代 松田和久さんと仲間の方々は、「小樽に古くから伝わる、職人技術を広く知っていただきたい」という思いで平成4年に小樽職人の会を立ち上げました。現在は職人技を体験する製作体験を開催しています。まずは現代表の松田有未さんにいろいろとお話を伺って来ました。
Q.どのくらいの方が体験に来られますか?
A.一年間に300人くらいです。職人の会全体だと6000人くらいの方が体験しています。
Q.どのような年代の方が体験に来られますか?
A.修学旅行の学生さんがメインです。最近では旅行会社の中で職人の会の製作体験が浸透し、たくさんの学生さんに体験していただいています。今は市民のみなさんの体験が少ないのでとても残念です。これからは市内の学生さんに向けても製作体験を行っていきたいです。
Q.外国人観光客の方は体験に来られますか?どこの国の方が多いですか?
A.外国人観光客の方はそんなに多くないです。ただ留学生の方なら以前は中国やベトナムの方がいらしたことがあります。
昨日もニュージーランド、アメリカ、フランスなどの方が団体でいらっしゃいました。 外国人のお客さんにわかってもらえるように製作の手順も英訳したものがあります。また外国人のお客様には名前を漢字に変換して彫っていただきます。
例えば、Phoenix(フェニックス)さんのお名前を松田さんが漢字にすると笛仁薬(ふえにくすり)さんとなります。Phoenixさん本人に漢字の意味を 「Whistle,Medicine です」と英語で伝えます。そうすると、とっても面白がって今度はこちらの名前で呼び合ったりしていました。
英語制作手順
お話を聞く限りではとっても面白そうです。でもなんだか難しそう…。
それでは製作体験です。