手稲渓仁会病院の管理栄養士の田中智美さんが、1月の能登半島地震の支援で感じた食事の大切さは、栄養面だけではありませんでした。
もうひとつは「温度」。温かい食事を食べることの大切さです。
「冷たいものを食べ続けるというのが、意外と人々の心をむしばんでいくというか、すごく苦しい思いになってしまうっていうのがあって」
電気やガスが止まっていても温かい食事をつくる方法があります。
「加熱袋にカイロみたいな発熱剤を入れて、あとは食事をこの中に入れて、水を入れたら30分で出来上がります」
市販の加熱袋とレトルト食品を家に備蓄しておけば、災害時でも体と心を温めてくれる食事がとれます。
食べることは、生きること。
大きなストレスがかかる災害時に、少しでもがまんすることがなく、美味しいもので体と心を守る備えも考えることが必要です。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年9月5日)の情報に基づきます。