2024.09.17

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音を聞けば故障箇所が分かる!? 車と人の安全を守る自動車整備士の奥深い世界!

知識ゼロから自動車整備士へ!

ーところで長谷川さんは、どうして整備士になったんですか?

高校は普通科だったんですけど、親の影響で車が好きだったので車関係の仕事がいいなぁって思ってて。学校に来てた求人の中で、ほぼ素人の状態でも受け入れてくれる会社が日北自動車工業だけだったんです。あとは見学に訪れたら、整備工場がキレイだったんですよ。決して新しい建物ではないけど、キチンと整理整頓されていて、みんなイイ仕事してそうだなって。

ー自動車整備士って資格が必要ですよね?

無資格でもタイヤ交換やオイル交換など簡単な作業であれば可能ですが、エンジンやタイヤ回りは資格がなければできません。言うまでもなく、車の整備は人々の命に関わりますからね。

聖尚(せな)というお名前もF1の伝説的ドライバー、アイルトン・セナが由来だとか。

ー長谷川さんはどうやって学んだんですか?
専門的に学んだ経験がない人が資格を取るには一定の実務経験も必要です。僕の場合は入社してから1年ほどアシスタントをしながら、1年後に3級自動車整備士、それから2年ぐらいで2級を取得して、大半の仕事ができるようになりました。ちなみに1級はあまり持っている人がいない特別な資格です。

ーゼロから頑張ったんですね!

仕事を教えてくれた先輩2人のおかげです。すごく親切で優しかったんですよ。どんな当たり前の質問にも教えてくれるし、とんでもないミスをやらかしても、怒らないどころか場を和ませてくれて。僕は入社当時、タイヤ交換しかできないレベルだったんで、2人がいなければここまで成長できなかったと思います。

ー整備士さんってなんとなく、職人気質ゆえに厳しい人も多いのかなというイメージがありました。

僕も入社するまでは、作業を見ているだけでブン殴られる世界かと思ってました(笑)

ーそれはビビりすぎですね(笑)。実際の雰囲気はどうですか?

イメージと真逆で、上下関係がフラットでとっても温かい会社です。夏の暑い日には上司がみんなにアイスを配りに来たり、クリスマスには社長がケーキを配ってくれたり。ちょっと珍しいですよね。

小学生の頃から和太鼓をしてきたという長谷川さん。現在は和太鼓グループ「新芸能集団 乱拍子」の一員で、海外公演もするほど精力的な活動をしているそう。

人から信頼され、世の中の役に立てる仕事。

ー整備士のどんな所にやりがいを感じてますか?

やっぱり、目に見えて自分の腕が成長したと感じられる点ですね。昨日できなかったことが今日できるようになったり、新人時代に苦戦したことが驚くほど簡単にできたり。さっき話した「音」で故障を当てる技術も、徐々に的中率が上がってきていると思います。

あとは身近な人から頼られるのが嬉しいですね。お客さんだけじゃなく、友達が車で困った時に連絡をくれたり、中古車選びの時に「この車どう思う?」って相談されたり。整備士をしてると、細かいパーツの値段からエンジンの良し悪しまで分かりますからね。

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Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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