2024.09.17

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音を聞けば故障箇所が分かる!? 車と人の安全を守る自動車整備士の奥深い世界!

ー音を聞いちゃう…?

はい。ふだん車を運転している時でも、前や隣の車から変な音がしていると、ついつい「どこが悪いんだろう」って気になっちゃうんですよね。

ーあー、時々いますよね。なんかスゴイ音を立てて走ってる車…。

運転してる方も分かってるでしょうけど、「故障してますよ!」って教えてあげたいです(笑)

まるで探偵のような技術で、故障を診断!?

ー音を聞いただけでどこが悪いか、分かるんですか?

大体ですけど、どこから、どんな音がするかで分かります。検査の時にも音をよく聞いて「このあたりが壊れてるかも」って判断するんです。

ー例えばどんな音がするんですか?

「キュルキュルキュル…」という高い音が出た時は、エンジン外部にある「ファンベルト(※1)」という部品が劣化したりゆるんだりして、空回りしている証拠ですね。あとは、ブレーキ時に「キィー!」って音が鳴るときは、ブレーキパッドかローター(※2)に問題があることが多いです。

※1:ファンベルト…車を動かすのに必要なエンジンの機構を駆動させるためのベルトのこと
※2:ブレーキパット/ローター…車のタイヤに取り付けられたブレーキローターを、両側からブレーキパッドで挟むことで摩擦を発生させ、車を減速・停止させる部品のこと

ースゴい、探偵みたいですね!

でも、原因が1つじゃない場合とか、同時に何カ所も音が鳴っているケースになると、なかなか解明がムズカシイんですよ。

ー発見した時、嬉しいですね

そうなんです。実は昨日も1時間近くかかりました。タイヤのあたりから「カチカチカチ…」って音がしてたんですけど、ブレーキシュー(※3)を固定している小さなピンがゆるくなってて、それが揺れて音が鳴っていたんです。発見した瞬間に「お前かー!」って(笑)。放っておくとブレーキに関わる危険な箇所でしたので、見つけて良かったと思いましたよ。

※3:ブレーキシュー…自動車のブレーキの1種である「ドラムブレーキ」に含まれる部品

ーベテランになると、すぐ分かるんですか?

大体、分かりますねえ。僕も分からない時は誰かに聞きに行きます。ベテランの先輩たちは「この車種ならここが怪しい」とか「このメーカーならあそこじゃないか」とか、知識も深いんですよ。車って、どのメーカーもどの車種も必ず弱点がありますからね。先輩たちは「この年式のこの車種で、この音ならここが悪い」っていうのが全部頭に入ってるんです。

ーまさに職人!


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Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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