2人のパパ、長谷川秀平さん(35)の仕事は、消防士です。
6年前の北海道胆振東部地震で、白老町は震度5弱の揺れを観測。
秀平さんは真っ先に消防署に駆けつけ町内を巡回しました。
そのとき、妻の沙也加さんは家に1人。凌工ちゃんがおなかのなかにいて妊娠7か月でした。
「本当ならば、自分も家にいて一緒に過ごしてあげられればいいが、仕事柄そういうわけにはいかないので…」
沙也加さんは3か月後に無事出産しましたが…
そこに襲ったのが、「余震」でした。
秀平さんはまた仕事に向かわなければいけませんでした。
「1人で子どもを守らないといけないし、逃げなくてはいけないとなったら、準備しなくては」
沙也加さんは危機感をもったといいます。
消防士として経験や知識で家族を守る知恵を絞った秀平さん。
そのとき、はっとしたといいます。