帯広市内のイベントスペース・ナカイチ(西3南1)で9月8日、十勝在住の女性作家らによる日高山脈をモチーフにした展示・販売イベント「日高山脈の麓」が開かれる。十勝の自然の恵みを使った工芸品や、日高山脈のイラストなどを展示する。
主催するのは、羊毛作家の清瀬恵子さん(オトプケニット、中札内)、イラストレーターの山本えり奈さん(チームヤムヤム、同)、樹皮を使う籠作家の小原康恵さん(創り舎、同)ら、管内の女性作家、飲食店主ら9人。「日高山脈を眺めながら」「日高山脈の恵みを生かして」活動していることを共通点に、「(十勝の人に)身近な日高山脈のありがたさをもう一度感じてほしい」とイベントを企画した。
会場では、山本さんが剣山(清水町)から楽古岳(広尾町)までを四季や朝焼け、夜空をイメージして描いた長さ4.5メートルの作品を展示。清瀬さんによる十勝の羊の毛で編んだニット、小原さんが伐採から立ち会って制作した樹皮の籠も展示・販売する。このほか、日高山脈をイメージしたアクセサリーなどを販売する。
気球堂(帯広)による七宝焼の日高山脈ブローチ作り、創り舎によるシラカバの樹皮を使った壁掛け時計作り-の二つのワークショップ(WS)も行われる。WSの予約は各作家のインスタグラム(@kikyudo_、@tsukurisya)から。
企画した清瀬さんは「普段からそばにある日高山脈へ、改めて思いをはせてみてほしい」と話している。午前10時~午後5時。
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