ヤマモトさんは、リュック内に入れておくといい防災用品について、今回の想定状況を例に挙げながら、次のように提案します。
<食料・飲料>
・水筒
・おやつ袋
・お弁当用カトラリー
・レトルト非常食3人分
寒さの厳しい北海道では、避難所の冷え込みが想定されるため、水筒は保温できるタイプを用意。「避難所でお湯がもらえたり、在宅避難でもお湯を沸かしたとき、保温できる水筒だと温かい味噌汁やスープを作ることができ、便利です」と話します。
レトルト非常食は、家庭によって必要な量・持ち運べる量は変わりますが、ヤマモトさんの場合は重さを考えて3人分×2食分を入れています。
<体を温めるもの>
・ダウンジャケット
・使い捨てカイロ
<便利グッズ>
・布ガムテープ
・キャンプ用ロープ
・エコバックと風呂敷
<生理・衛生用品>
・衛生用品ポーチ
・女性用サニタリー用品
・大人用サイズのオムツ袋(子どものオムツのほか、使用済みの生理用品やゴミを入れるのに便利)
・ゴミ袋
・フタ付きおしりふき
・子どもの下着とオムツ
・シートマスク、個包装のスキンケアセット
<その他>
・重要書類セット
・防災マニュアル本と、“お守り本”
・抱っこ紐
ヤマモトさんの場合はリュックを背負って、子ども1人を抱っこして、もう1人と手をつないで避難するので、両手がふさがらないように抱っこ紐も必要です。
■【前編】災害時に、生理が来たら? 妊娠中や、小さな子どもがいるときに備えておきたいことは|元自衛隊員が描く“こころの防災”#番外編①