2024.08.07
出かける惜しまれながらも、昨年8月に閉店した、札幌駅前の商業施設「エスタ」。
“サザエさん”の愛称で親しまれている「サザエ食品」が、絶品ソフトクリームを提供していたことをご存じだろうか。「エスタ」が閉店したことで、札幌の市街地でその味を楽しめる場所も消えてしまった。
しかし、翌年1月31日、すすきのの新名所「ココノススキノ」の地下1階に約5ヵ月ぶりに、“サザエさん”の店舗オープンとともに、絶品ソフトクリームが復活した!!
道民に「“サザエさん”といえば、なに?」と尋ねると、おそらくご長寿テレビアニメの番組名とともに、「おはぎ、おにぎり、お弁当にお寿司」との回答が返ってくるのではないだろうか。
サザエ食品は、函館朝市でおはぎの提供をし始め、ことしで67年目を迎える。道民に愛される食品を提供し続けている「サザエ食品」は、2015年6月、北海道土産の代名詞である「白い恋人」を製造・販売している「石屋製菓グループ」に仲間入りした。
北海道十勝産小豆を使用した和菓子を提供する「サザエ食品」と、北海道を代表する銘菓を製造する「石屋製菓」のコラボレーションメニューとして「たいやきソフト」が開発・販売された。
ソフトクリームは、北海道産の生乳と「白い恋人」に使用されているホワイトチョコレートをあわせた特製・白い恋人ソフトクリームを採用している。コクのある「白い恋人ソフトクリーム」のうえにトッピングするのは、サザエさんの人気商品である「うす皮たい焼き」である。
「たいやきソフト」は、9通りの組み合わせから選ぶことができる。「白い恋人ソフトクリーム」は、ホワイト・ミックス・ブラックの3種類。「うす皮たい焼き」は、粒あん・白あん・ダブルクリーム(カスタード&豆乳クリーム)の3種類だ。
私は「ミックス×粒あん」の組み合わせを選択した。ソフトクリームのフレーバーとしてミックスをチョイスした理由は単純で「1つで2度おいしい」を楽しめるからに他ならない。そのしたたかな気持ちを少しでも緩和したく、たい焼きだけは「王道に」と、小声で「粒あん..」と店員さんに注文した。結論、大大大大大正解! そもそもどちらのデザートもポテンシャルが高いわけで、どの組み合わせであっても合わないわけがない。ソフトクリームが濃厚であり、たい焼きのこの皮の薄さがとても重要なのだと食べて実感した。また、ソフトクリームの「冷」とたい焼きの「温」もまた堪らない要素である。ただ、もちろんのこと、ソフトクリームはとけやすいため、写真撮影は10秒以内におさめよう。