2024.07.15

深める

あなたの近くにも?アライグマの被害急増中!油断するとまたすぐ増える…カギは対策の“継続”

皮が剥ぎ取られ、実がかじられたスイートコーン。

大きな穴が開き、中身がくりぬかれたカボチャ。

これらは特定外来生物に指定されているアライグマの仕業です。
もともと日本にはいなかったアライグマがここ数年で急増し、いま大きな問題となっています。

なぜ、アライグマは増え続けるのか?捕獲が追い付かない現状を、取材しました。

北海道長沼町の農家、江崎さんは、スイートコーンの農業被害が目立ち始めた6年前から、アライグマの捕獲に乗り出しました。

最初は1つだった“箱わな”も現在は6つに増やしています。
おととしは15頭、去年も15頭捕獲しましたが、ことしはすでに18頭…
「これだけ捕獲しているのに減っていない」と実感しています。

北海道全域のアライグマの捕獲数は年々増加し、2022年には2万6425頭と過去最多を記録しています。

道内の生息地域も1995年にはわずか24市町村だったのが、この30年でほぼ北海道全域に広がっています。

アライグマによる農産物の被害額は年間で「億単位」。

「それが毎年、倍、倍、倍…となっていくとしたら、本当に恐怖」と江崎さんは話します。

その繁殖力から、根絶するのは難しいとされるアライグマ。
北海道大学大学院文学研究院の上野真由美准教授は、増え続けるアライグマを捕獲するには“適している時期”があると話します。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X