2024.06.20
暮らすやっと街の灯りが見えたとき。
すれ違う人がクマではないことに感謝するほどでした。
「自分の無力さを痛感しながら、無事、街の灯りにたどり着いたときに、生きている生というものを強く感じました」と振り返ります。
人がいる明るい時間に登るべきだった。クマ鈴も持っておくべきだった。
まるいさんは、「『自分の身は自分で守るもの』というとても大切なことを教わりました」と話します。
マンガは次回に続きますが、クマ連載担当から、対策ポイントをご紹介します。
北海道の山には、ヒグマがいます。たとえ明るい時間に登ったとしても、「いつクマに出会ってもおかしくない」という意識を持つのが大切です。
今回、まるいさんの夫が鳴き声に気づいたのはすごい!
クマの鳴き声…登山や山菜採りに夢中になっていたら、気づけない人も多いのではないでしょうか。
鳴き声や、けもののにおい、フンや足跡などの痕跡に敏感になりましょう。
気づいたとき、近くにクマの姿が見えなかったからといって、油断してはいけません。
「引き返す」勇気を持ちましょう。
「クマに出会わない」ための対策、それでも「クマに出会ったら」の対象法など、くわしくは、専門家監修の「クマここ」をご覧ください。
まるいさんは、「人生と山をなめすぎていて、不快に思う方がいたら申し訳ない」と言いながらも、反省をマンガにして公開しました。
この反省には、クマ対策のポイントが隠れています。次回は、まるいさん夫婦の登山のその後です。
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
新十津川町出身・札幌在住のイラストレーター。2011年にイラストレーターとして本格的に活動を始め、さらにパン屋と経理の仕事を掛け持ちながら、家事育児のワンオペも続いたことで、いつの間にやらキャパオーバーに。「母や妻として〇〇しなければ」という思考に縛られ過ぎていたことを反省。以降は「母の頑張り=家族の幸せ」ではないということを合言葉に、“がんばりすぎない暮らし”をモットーにした家族との日常をInstagram で発信中。