2024.06.08

みがく

お化粧の時間は30分?私たち芸妓が、芸妓の姿に“変身”するまでの裏話|さっぽろ芸妓日記vol.10

③着付け

お衣装を汚さない為にも、着付けは一番最後です。
着るものによって、かかる時間が変わってくるのですが、例えばこちらの裾を引かない タイプのお着物+お太鼓帯スタイルですと、自分で着付けることができるので30分ほどあれば用意できます。

襟をたっぷり抜いたり、帯の位置を低めに締めたり、など通常の着方と違う点がいくつかあるので注意は必要です。

(先日のエルムガーデンさんのランチイベントにて。この日は自宅で自分でお仕度しま した。)

大きなお舞台など、裾引きのお衣装を着る場合は、着付け担当の方にお願いします。
いつもお世話になっている呉服屋さんで着せていただいております。

予約状況もあり早めに出向くので、その時間も含めるとより時間がかかりますね。お正月の忙しい時期なんかは着付け待ちでお姐さんがずらーっと待機されていることも。笑

(小梅ちゃんの帯を調整する置屋のお母さん。お母さんにもよく着付けをしていただいております)

ちなみに、この白塗り姿でお仕事からお仕事への移動ですすきのの街を歩いている と「京都から来たんですか?」とよく声をかけていただきます。
いつも「札幌です~!」とお答えするのですが、いずれは「あ!札幌の芸妓さんだ!」 と気づいていただけるように、もっと頑張っていきたいなと思います。

お知らせ

令和6年6月15日(土)、16日(日)の2日間、北海道神宮例祭(札幌まつり)で踊らせていただきます!

私は第四豊水地区の山車に乗らせていただきます。
昔から続く芸者衆の一大イベントです。街で見かけたらお声がけくださいね!

昨年の「北海道神宮例祭(札幌まつり)」でお客様に撮影頂いた写真です!

***
連載「さっぽろ芸妓日記」
文:さっぽろ名妓連 こと代
編集:ナベ子(Sitakke編集部)
<「こと代」プロフィール>
札幌生まれ、札幌育ち。2018年にお披露目して以降、現在も最北の花柳界「さっぽろ 名妓連」で芸妓として活動中。開拓期から続く北海道の花柳界文化をたくさんの方に 知っていただくべく日々奮闘中。飼い猫達と遊ぶことが日々の癒し。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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