2024.05.17
深める札幌市中央区の北海道札幌視覚支援学校です。
現在、3歳から61歳までの生徒が授業を受けるだけでなく、歩行訓練や専門的なマッサージなどを学んでいます。
新しい紙幣にはまだ触れたことはありませんが、ある機能に期待しています。
指で触るだけで紙幣の種類がわかる、11本の斜線などが施されているのです。
生徒の高村直美さんは「自分でできることが増えたら嬉しいので、使いやすいものだったらいいなとは思っている」と話します。
ちなみに、現在の紙幣にも、視覚障害者のための「識別マーク」がついていますが…。
実は「よくわからないからあまり使わない」のが実状なのだとか。
今のお札を使うときは、大きさを比べたり、読み取りアプリを使ったりして対応しているといいます。
臼木香月教諭は「やっぱり使うのは私たち。積極的に触って、今後おそらく何年後かにはお札をリニューアルしていくときに、しっかりそういう意見が伝わっていけばいい」と話していました。
私たちが使う…といえば、新しい紙幣の誕生で対応に迫られているのが、地下鉄やJRの駅の券売機です。
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