去年4月の道路交通法改正で自転車を運転する際のヘルメット着用が“努力義務”になっています。
しかし、警察庁の調べによると、北海道内のヘルメット着用率は【6.4%】。
全国平均の【13.5%】を大きく下回り、安全意識の低さが浮き彫りになっています。
北海道警の調べによりますと、2019年から去年までの5年間で、自転車に乗っていた45人が死亡。
このうち21人が『頭部外傷』、つまり頭を強く打ったことが原因で亡くなっているとのデータがあります。
こうした自転車を運転中の死亡事故を防ぐためにも、ヘルメットの着用を普及させようという取り組みが、北海道内の各自治体で始まっています。
◆苫小牧市
・ヘルメット着用の購入費に費用の半額を補助(上限2000円)
【対象】18歳以下の苫小牧市民
【申請】5月中
【定員】650人(申請人数が超過した場合は抽選)
自転車は原則、車道を走ることになっています。
もちろん、自転車もルールを破れば取り締まりの対象になります。
自転車の取り締まりについての現状をまとめてみました。
◆【赤切符】酒酔い運転などの刑事罰対象の悪質な違反。
罰金あり(起訴の可能性もあり)
◆【自転車指導警告カード(イエローカード)】交通違反者に注意を促す。
反則金なし(14歳以上が対象)
そして今後、新たに導入が検討されているのが…。
◆【青切符】赤切符以外の悪質な違反。車・バイクでは導入済み。
反則金あり(16歳以上が対象)
青切符の反則金を課す対象は、【携帯電話使用】で1万2000円、【信号無視】で6000円、【イヤホンの使用】で5000円、【傘をさして運転】で5000円、【一時不停止】で5000円など112種類にのぼります。
反則金導入は、早ければ2年以内といわれています。
しかし、お金を取られる、取られないということ以前に、まずは自転車は“軽車両”ということを十分に認識して、安全に自転車を利用していきましょう。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年4月10日)の情報に基づきます。
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