2024.04.02
深める一方、週休3日をすでに実施している民間企業があります。
3年前に新しく開業した札幌市の「タクシーネクスト」です。
“乗車する時はドア前で案内”など、ユニークな接客ポリシーを掲げるほか、“週休3日”を採用活動でアピールしています。
これまで、合同企業説明会などに出展しても素通りされることも少なくなかったというこの会社。
「週休3日制」を打ち出したところ、足を止めてもらえるようになったことに「衝撃を受けた」のだといいます。
新卒や中途採用で入社した27人のドライバーは、平均年齢が32歳ほど。
北海道内のタクシードライバーの平均年齢62.8歳と比べると、その若さが際立ちます。
子どもがいたり、家族の介護に直面していたり…。
そんな社員にとって、週休3日は「自分の時間が持てるようになった」と実感できる制度のようです。
タクシーネクストでは、2時間の休憩を含む12時間勤務を週に4日、残りの3日を休日としています。
4か月前に入社した高辺昇平さん(24)は、「2勤1休・2勤2休」のシフト。
「完全週休3日制と聞いて、こんな会社あるんだなって。勤務時間は長いですけど、リフレッシュはできていると思う」と満足そうです。
“働き方改革”は「休み」以外にも波及しています。
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