2024.03.11

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“瞬間移動”で入院中の子どもたちが宇宙センターへ 元気になって「絶対に行きたい」活力に

入院していて、遠出ができない。

そうした闘病中の子どもたちが、鹿児島の種子島宇宙センターを「見学」しました。

治療への力になったようです。

ここは、北海道大学病院の小児病棟にあるプレイルーム。

入院中の子どもやその家族が、続々と集まってきます。

これから、種子島宇宙センターに、ロボットを使って「瞬間移動」しようとしています。

そのロボットというのが、コミュニケーション型アバターロボット。

鹿児島にあるJAXA種子島宇宙センターの宇宙科学技術館にあるこのロボットが、子どもたちの代わりに現地を見学する、というイベントです。

コントローラーを動かせば、ロボットを遠隔操作できる仕組み。

子どもたちの様子は、手元にあるパソコンのカメラから現地に送られています。

操作がちょっと難しそうな様子もありましたが、ふだんは見られない場所を探索できるとあって、子どもたちの表情は真剣です。

小学2年の男の子は「図鑑で見るより立体的で、いろんなところを見渡したりできておもしろかった。絶対に科学館に行きたい!」と大喜び。

2歳の子どもをもつお父さんは、「閉塞感というか、限られた場所にしかいられないけど、こういう機会があると、どこかに行った気分になれます」と話しました。

治療が中心の生活で、出かけられない子どもたちと家族にとって、今回の経験が「早く治して退院する」という力に変わったことは間違いないようです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年2月22日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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