2024.03.10

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「ちゃんと飼おうとしていたんだ…でも」飼い主が孤独死で1匹のネコが40匹に「多頭飼育崩壊」の現状

飼い主は「孤独死」

こちらの納戸はネコが最もが多く、15匹以上いました。

捕獲作業は、エサを入れたケージを部屋の中に設置。

ネコがケージの中に入ったら保護します。

始まりは4年前。

飼い主の60代の男性が、かわいそうに思って家に連れ帰った、たった1匹の野良ネコがきっかけでした。

ネコはどんどん増え続け、とうとう40匹に。

ひとり暮らしだった男性は先月、自宅で孤独死。

ニャン友ねっとわーく北海道提供

親族が愛護団体に助けを求めました。

男性は2年前から親族と会おうとせず、手紙による再三の忠告にも取り合わなかったということです。

「飼い主はいつも玄関先で話して、『何とかしなきゃ』『何匹いるんだい?』そんな話で終わっていたようで…。洋服もすごいにおいになってくるので、どんどん孤立していく」

気づいた時には、多頭飼育は崩壊していたと話します。

「もう少し顔出してあげたなら違っていたのかも。寂しかったんだろうな…」と親族は悔やむ思いを明かしてくれました。

この多頭飼育崩壊の様子は、亡くなった飼い主の男性の親族が、現状を広く知ってほしいと撮影を許可してくれました。

これまで札幌市や旭川市には、イヌやネコの保護や譲渡などの活動拠点となる「動物愛護センター」がありましたが、道も来年度中に「北海道動物愛護センター」を、道内4か所に開設します。

特に、江別市の酪農学園大学の敷地内にある施設は、4月から道直轄の基幹センターになり、中心的役割を担います。

災害時に、被災した動物の保護などの活動拠点としても機能する予定で、これは全国初の取り組みだそうです。

来年度中に道内4か所に開設される「動物愛護センター」について、道は「適正飼育や動物愛護の啓発のほか、関係団体との連携など、動物の命をつなぐ拠点になる」としています。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年2月21日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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