2024.03.09
深めるほかにも就労継続支援には、こんなお店も…
やってきたのは、中央区にある「花のアウトレット市場」。
規格外の10円の花を始め、普通の花屋さんよりも安く花を買うことができます。
日本心のバリアフリー協会の杉本梢代表理事はこうした事業について「就労というよりは日常の自立」だと話します。
「障害を理由に働けないというのは、精神的にも生活的にも苦しい。事業所に行くだけで、『やらなければいけないことがある』と、気持ち的にも安定する。どんどん利用して、就労継続支援について知って欲しい」
調査結果です。
依頼のあった飲食店が安い理由は、障害者が技術を身につける就労継続支援の事業所だから。
就労継続支援B型は、月に約70時間ほど作業して、全国平均で月1万6507円、北海道で1万9523円と工賃が安いのが現状です。
あくまで就労継続支援は、技術を身につけて社会に出るための職業訓練所のような場所。
国の決まりで「自分達の生産活動の利益からしか工賃を支払うことができない」ので、これくらいの金額になってしまうようです。
だから私たちが、利用することが工賃アップに繋がります。
障害者への理解が広がって、通常の価格でも営業できるようになれば、障害者の工賃も上げられるので、そんな社会になって欲しいですね。
文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年2月23日)の情報に基づきます。