2024.03.08

暮らす

“カスハラ”被害者は6割超え「使えねえなぁ!」理不尽な実態 背景に社会全体の疲労?

窓口対応の職員はほぼ全員被害者

「慣れているとはいえ、やはり傷つきますし、心理的な圧迫感もあります」と率直な思いを話してくれました。

札幌市が、窓口で対応する職員に行った調査では、職員のほぼ全員がカスハラの被害を受けたことがあり、そのうち7割が「強いストレスを感じている」と回答しました。

これを受けて札幌市は、全国の自治体として初めて独自の啓発ポスターを作成し、去年7月から掲示を始めました。

さらに、電話対応の前には、自動音声で案内をした上で、通話記録を録音しています。

これは効果を上げているようで、市民の声を聞く課の谷川係長によると、「暴言を履いていた人が発言を控えるようになってきた」といいます。

取材した市民の声を聞く課は、4人体制で電話対応や窓口対応など行っていて、長時間のクレーム対応で他の業務に支障が出ていたそうです。

近年はSNSの普及で、匿名で悪質なクレームもあるそうです。

部署内でも1人で抱え込まず、複数の職員でサポートしていく、ということです。

カスハラの迷惑行為をした場合、罪に問われるのでしょうか。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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