今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年2月26日〜3月1日ピックアップ分)
かわいい、と言っては失礼かな?って思っちゃうほど、端正で、とっても美しい横顔ですね。
まるで、よく描かれた〝肖像画〟のようです。
このところ登場回数の多い、キタイイズナですが、顔の直径は、おそらく2センチくらいだと思うので、携帯でご覧いただくとほぼ実物大なのではないでしょうか。
長さは、15センチほど。
シマエナガが〝雪の妖精〟なら、キタイイズナは〝雪上のチンアナゴ〟かな?
その細長さを利用して、ネズミの巣穴などにもぐり込み、自分よりも体重の重い相手にも食らいついて、食べちゃいます。
その姿カタチ、そしてどこから顔を出すかわからない神出鬼没さ、なのに出会ったときの、破壊力たっぷりのかわいらしさに、夢中になってしまう人が続出しているようです。
お口のまわりの、黄色い汚れは、いったいどうしたことでしょう?
〝雪の妖精〟らしくありませんねー。
気温が上がったせいで、カエデの木などからたっぷりとしみ出たメープルシロップ(樹液)を、夢中になってなめまわしていたら、こんなお顔になってしまったのでしょうか?
シマエナガは、とてもキレイ好きで、マイナス10度くらいでも、凍らない小川や池などで、群れで水浴びしているのを、よく見かけます。
なのにこの子は、このお顔…。
自分の、お口のまわりが、盛大に黄色くなっていることに気がついていないのでしょうね。
お酒を飲み過ぎた〝波平さん〟みたいになっちゃってますよー!
エゾモモンガは、寒さが厳しい季節になると、ひとつの巣穴に、多いときには10匹近くの仲間とギュウギュウになって、カラダを温めあって生活しています。
なので、巣穴から出てからも、ついつい仲間とカラダをくっつけてしまうのが〝エゾモモンガあるある〟なのですが、「きょうの1枚」も、そんなお写真。
タテに2匹が並んでいる、かわいらしいエゾモモンガ。
でもよく見ると、上の子が、下の子のアタマを、まるで食卓テーブルのようにしちゃってます。
しかも、食べ物を、わんさかこぼしているのですが、下の子はそんなことは気にすることなく、かわいらしい笑顔(?)でカメラを見つめていますねー。
なんともほのぼのとしたお写真…いつもマイペースで、おっとりとしたエゾモモンガの性格がよくあらわれていますねー。
もうペアになったキタキツネたちなのか? それとも、先を行くメスと、そのメスに猛アタック中のオスなのでしょうか?
キタキツネは、恋の季節のまっただ中です。
1月を過ぎた頃から、キタキツネのメスからは、オスを誘う〝香り〟がただよい、その〝香り〟(もちろん人間は気づくことができないのだけれど)は遠くにいるオスたちをも、呼び寄せるのだといいます。
しかし、オスたちが恋のアピールをしても、メスはすぐにOKのサインを出すことはしません。
遠くまで走り続けて逃げまわり、時には激しく争うようにして、言い寄ってくるオスたちを振り払います。
そんなロングランを、あきらめることなく追いかけ続けた、ただ1匹のオスを、メスのキタキツネはパートナーとして選ぶのだといいます。
一説には、食事もとらずに逃げまわることによる、一種の〝飢餓状態〟が、妊娠の可能性を高めるのだという研究もあるようです。
動物たちにとって、より良い遺伝子と受胎するための一連の行動は、とても〝神聖な儀式〟のようにも感じます。
ネズミをくわえた、キタイイズナ。
ちょっと、自慢げな顔をして、カメラを見つめてますねー。
@osax.co さんのキャプションにも、こうありました。「わざわざ私の前に来て『見て見てー、絶対にあげないけど、見て見てー』って、自慢されたような気がしました」と。
キタイイズナは、ウインナーソーセージを、タテに2〜3本、くっつけたくらいの大きさ(長さは15センチくらい)の生き物で、とてもすばしっこく動き、しかも行動のほとんどを、雪の下に掘ったトンネルを利用しているので、その姿を写真に撮るだけでもとても大変なのです。
なので、ハンティング直後の、獲物をくわえた姿は、かなり〝激レア〟です。
自分よりカラダの大きい、ニワトリや、ユキウサギなどを襲うこともあり、〝世界最小の肉食獣〟〝森の小さな殺し屋〟とも呼ばれます。
でも、ひと目、実物を見ると、その小ささや、すばしっこい動き、そしてペットボトルのキャップくらいの大きさしかない、かわいいお顔に、心を奪われてしまいます。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。