モグモグタイムの真っ最中に、かわいいカメラ目線をくれたエゾモモンガ。
食べているのは、ハンノキの雄花序(ゆうかじょ)という、花のようなもので、エゾモモンガはこれが大好物です。
木の上の方に登っては、雄花序をくわえて降りてきて、フクロウなどに見つかりにくい木のくぼみなどに座って、モグモグと食べるのです。
かなり冷え込んだ朝?なのでしょうね、雄花序も凍りついていて、モモちゃんにも雪が降り積もって、北海道の厳しさに生きる、キラキラとした生命力を感じますね。
モモンガたちを夢中にさせるこの雄花序、どんな味がするのだろうと、試しに食べてみたことがあるのですが、味は青臭さに満ちあふれ、食感は〝おがくず〟のようで、まったく受けつけられるモノではありませんでした。
花粉アレルギーのある方は、絶対に、絶対に、マネしないでくださいね。
1年ぶりに、この季節がやって来ましたね、カエデなどの木から出た樹液が凍った、樹液ツララの季節です。
昼の間、気温がわずかにプラスになると、カエデなどの木から、天然のメープルシロップがしみ出て、このようにツララになるのです。
シマエナガをはじめ、小鳥たちは、この〝ツララのキャンディー〟が大好き。
森を歩いていて、こんなツララを見つけたら、もうほかをさがし回らずに、ツララの下で隠れて待っていれば、次々と色んな鳥がやって来ます。
鳥たちの様子を見ていると、〝なめる〟というよりは、〝かじりつく〟と言った方が正しいかも知れません。
以前、地面に落ちてしまったツララキャンディーを、なめてみたことがあるのですが、想像していたよりも甘くありません。
せいぜい「そう言われるとちょっと甘いかなあ」くらいの感じ。
それでも小鳥たちにとっては、とっておきの森の恵み、この季節ならではのとびっきりのごちそう、なのでしょうね。
先月1月に、もっとも皆さまからの「いいね!」をいただいた、「今月の1枚」を発表させていただきました。
3,686の♥️を獲得された、@maruneko280 さんの、エゾモモンガです。
エゾモモンガが、いっしんに、何かをお祈りしているように見えますね。
もうすぐエゾモモンガたちの〝恋の季節〟ですから、ステキなパートナーにめぐり会えますようにと、お祈りをしているのかも知れません。
ご覧いただいた皆さまからも「お祈りしている姿、かわいすぎる!」「かわあいい小さな手、温めてあげたい」「エゾモモンガさんの祈りが叶いますように」など、あたたかなコメントをたくさんいただきました。
@maruneko280 さん、おめでとうございます。
そして、応援いただいた皆さま、ありがとうございました。
2024年1月の「今月の1枚」に認定させていただきます。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。