2024.02.17
食べるニセコバブルを最初にSNSに投稿したのは元ZOZO広報担当執行役員の田端さんです。
「買いたい人がいて売りたい人がいるんだから自由じゃないですか。押し売りしているわけでもないし。ボッタクリだとか言うのではなくて、『もうけてやろう』と思わないのが日本人のダメなところ」と指摘します。
「マズいものを、『こんな値段で出しておかしい』と言うんなら、ぜひ日本人が本物のうどんやソバを出したらいい。飲食店が足りなくて困っているんだから。食料もエネルギーも輸入しないといけない国なのに、外貨を稼がなかったらどうするんですか」と話します。
今の状況はまさに「めちゃくちゃ大チャンス、ゴールドラッシュみたいなことが起こってると見たほうがいい」と話していました。
調査結果です。
ニセコの物価が高いのは、人件費などの「経費の上昇」や、「飲食店の不足」、「安いと低品質に見られる」など、さまざまな要因がありました。
その一方で、観光学が専門の札幌国際大学の田中教授は、物価高騰が抱えるリスクも指摘しています。
品質の伴わない物価の上昇は、観光客の不満を招き、この先の観光客を減らす要因になってしまうため、中身の伴った物価上昇になるように注意が必要とのことでした。
そして、ニセコのような観光地では、別な問題も起きています。
・ホテルや観光地がつくられることで自然破壊が起こる
・水道工事やゴミの回収など公的負担の増加
・観光業のように給料を上げられない業種では人が集まらなくなる
・旅行者による渋滞など、生活環境の悪化
物価高騰のメリットとデメリットの両方に目を向けて考えていかなればなりません。
文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年2月2日)の情報に基づきます。
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