2024.02.17
食べる金額が高いのには、こんな理由も…。
「全体的にほかの店と合わせているのも大きな要因」
そう語るのは昨年末にオープンしたばかり、ラーメン堀江家のJOE社長です。
屋台にも関わらず、本格的な北海道の味噌ラーメンが食べられると人気で、その名の通り堀江貴文さんがプロデュースした店です。
こちらのラーメンは一杯2500円ですが…。
「極端な搾取ではなく、うまい具合に経費を回している」とJOEさんはいいます。
2月末までの2~3か月の営業に、100万円近い工事費と家賃がかかってくることから、経費を回収するには、これくらいの価格設定が必要なんだとか。
さらに、ニセコエリアで飲食店の数が不足していることや、価格を下げると品質が悪いと見られることも、物価高騰の要因になっているといいます。
この物価の高騰には、実はある効果もあります。
物価が上がれば、上がってくるのが人件費。
いまや、札幌や東京以上の人件費になってきています。
倶知安観光協会の鈴木紀彦事務局長は「流れとしては決して悪くない。物価が高くなって、人件費が上がっていく。それは日本全体が目指すべきところだと思う」と話します。
つまり国際的な観光地の物価が上がると、その地域の賃金も上がり、周りの地域の賃金も上昇、それと共に世界的な物価水準に追いついていくというのです。
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