2024.02.08

出かける

まるで異世界転生したみたい…?中世の雰囲気にどっぷり浸かれるバイエルン地方三大祭りがとっても楽しそう!

その③衣装もカラフルでかっこいい!3年に1度開催されるネルトリンゲンの城壁祭り

カラフルな中世のファッションに身を包み、闘いに挑む様子を再現。「ネルトリンゲンの城壁祭り」@Stadtverwaltung Nördlingen

——中世の出来事を再現するようなお祭りが、バイエルン地方だけでもたくさんあるんですね。3つめはどんなお祭りですか?

特にドイツでは、30年戦争を題材にするのが人気ですね。日本でいうと、織田信長や豊臣秀吉が出てくる戦国時代のようなものです。
3つめは3年に1度、9月に行われるネルトリンゲンの城壁祭りです。これはローテンブルクのマイスタートルンクとよく似ていて、同じ時代にあったネルトリンゲンの戦いという大きな戦争を記念しているお祭りです。

ローテンブルクほど有名な観光地ではないので、3年に一度、観光客よりは市民向けに開催されているお祭りです。マイスタートルンク同様、傭兵のパレードなどが見所で、敵に立ち向かうような陣を築く様子とか、戦いのポーズを決めるところが見応えのあるポイントです。
子どもたちの踊りや屋台がにぎやかで、衣装もカラフルで見ていて楽しいですよ。

ちなみにこのネルトリンゲンも、城壁都市なのですが、実はあの『進撃の巨人』(講談社)に出てくる街のモデルになった場所だとも言われているんですね。城壁が二重になっているあたりも似ています。このネルトリンゲの城壁祭りも、やはり中世の服装で出かけるのが楽しむポイント。

空から見たネルトリンゲン。ぐるりと城壁に囲まれている様子は、どこか見覚えがあるような気がする…? @Romantische Straße Touristik-Arbeitsgemeinschaft GbR

バイエルンの3つのお祭りを紹介しましたが、共通しているのは中世の世界を体験するのが醍醐味、といったところでしょうか。お祭りに合わせて行くのが一番ですが、そうでない時期でも街並みに溶けこんで楽しむには、コスチュームを用意するのがおすすめです。

——大畑さん、ありがとうございました。飛行機に乗ってバイエルン地方に行くだけで、タイムマシーンに乗ったような気分が味わえるということですね。次の旅行は、バイエルンに決めたぞ~っ!

***
取材協力:ドイツ観光局広報マネージャー 大畑悟
文:菅谷 環 
編集:Sitakke編集部ナベ子

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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