第11回はさらに70万人と知名度はうなぎ上りとなりました。
1965年の第16回には、真駒内が第2会場に正式指定され、家族連れを中心に雪に触れ遊ぶ会場へと体感型の展示方法が加わりました。
第23回雪まつりのHBC広場では、オリンピックの選手団を歓迎しようと高さ17mの「ようこそガリバー」の雪像が登場。
手元に注目すると、札幌オリンピックのマークが確認できます。
1974年、第25回の「モナリザと凱旋門」
この雪像には秘密が隠されています。
その秘密は何だと思いますか…?
実は「ドラム缶」を中に埋め、かさ増しをしているのです。
この頃はオイルショックで原油価格が高騰、世界中で経済の混乱が起きました。
雪を運ぶトラックの燃料代を削減するために雪の代わりにドラム缶でかさを増したのです。
第30回目の雪まつりには、日本を代表する芸術家 岡本太郎さんが雪像づくりに参加!
西9丁目広場に高さ12mの「雪の女神」制作しました。
雪まつり開催後、「壊されるのはさみしい」との事でしたが、快諾。
「みんなが子供の心にかえって騒げる雪まつりはすばらしい。世界のまつりだ」と語ったそうです。
第34回には、すすきのまつりが正式に雪まつり第三会場となり、氷像主体の会場が誕生。
第57回には第二会場を真駒内から、さとらんどに変更。
また、第60回目には第二会場を「さとらんど」から「つどーむ」に変更。
チューブに乗って滑走する高さ8m長さ80mの滑り台には、当時2時間待ちの行列が出来たそうです。
第64回の2013年からは一気に雪まつりが進化!
展示方法に革命が起きました。
豊平館の雪像をスクリーンにプロジェクションマッピングを初めて実施。
観客が想定以上に集まったため、安全面を考慮し、この演出が会期途中で中止になってしまいました。
2021年と2022年には、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、オンライン形式による無観客開催。
オンラインならではのコンテンツを実施しました。
第74回目の今年は、2月4日(日)~11日(日・祝)までの8日間、3つの会場で開催します。
・大通会場(西1丁目から西11丁目)
・つどーむ会場(4年ぶりの開催)
・すすきの会場(南4条通~南6条通までの駅前通)
世界に誇る事ができる「さっぽろ雪まつり」
一年で一番寒いこの時期だからこそ楽しめるイベント、体験してみてはいかがでしょうか?
※掲載の内容は番組放送時(2024年2月2日)の情報に基づきます。