顔が雪まみれになっていて、何やらトホホ顔のエゾフクロウ。キャプションを読んで納得しました。「枝についた雪をカケスに落とされ、顔についたままカケスを見つめる…メンコすぎ」とありました。カケスとは、秋になると、山から人里におりてくる、カラスと並ぶエゾフクロウの嫌いな鳥(正式には、ミヤマカケス)。
カラスやカケスが巣穴に近づいて騒ぎ立てると、ほとんどのエゾフクロウは穴の奥に、身を隠してしまいます。
大嫌いなカケスが、やっと去ってくれたかと思ったら、そのはずみで枝から雪が落ちてきて、顔が雪まみれに…。
このエゾフクロウ、去年の11月14日のご紹介させていただいた、エゾリスにからかわれるエゾフクロウと、同じ子のような気がします、きっと。
飛び出た枝のカタチが、まるでマイクのようで、とっても気持ち良く、歌を歌っているように見えますねー。
どんな歌を歌っているのでしょう?@ktgwyzr さんは、キャプションにこう書いていらっしゃいます。
「ロック歌手、気取ってみるも、うちま〜た」最近、5・7・5のキャプションに、ハマっていらっしゃるようです…。私だったら、「♩少しも寒くないわー」…かな?
2枚のお写真は、いずれも、冬になると多くのタンチョウが集まる、鶴居村で撮影されてものなのだそうです。
1枚目の右側にいるのは、マナヅルです。体長は約120cmくらいで、タンチョウよりもやや小さめ。
本来であれば、アムール川流域やモンゴルで繁殖し、冬になると西日本にやって来て冬を過ごします。
2枚目は、カナダヅルです。
北アメリカやシベリアで繁殖し、冬になるとアメリカの南西部で冬を過ごします。日本では、1年に1羽、見られるかどうかというほどの珍しい鳥です。
冬になると、多くのタンチョウファンが集まる鶴居村ですが、今シーズンは、タンチョウのほかに、マナヅル&カナダヅルという、まさに〝奇跡的なコラボ〟も見る事が出来るとあって、さらに多くのカメラマンが集まっているようです。
マナヅルと、カナダヅル…なものですから、お察しの良い方はもうお気づきかと思いますが、2羽のツルの愛称は、「鶴居村のマナカナ」なのだそう。急に、ほんわかしちゃいましたね。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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