2024.01.12
出かける「宇宙のマチづくり」を目指す十勝の大樹町。
新たな観光客を呼び込もうと、ここだけにしかない、一夜限りの映画館が誕生しました。
年末の大雪で白一色となった十勝。
この日、大樹町は、まだ「クリスマスムード」と「正月気分」に包まれていました。
夕方、暗くなると次々に車が集まってきました。
JAXA=宇宙航空研究開発機構の施設を観光に活用する、国内初の試みです。
企画したのは、日本旅行から町役場に派遣されている吉田たすくさんです。
会場は、観測用の気球を入れる巨大格納庫。
隣の4階建ての建物と比べると、どれだけ大きいかよくわかります。
吉田さんは、その格納庫を前に「大樹町民にとっても我がマチの誇り」と話します。
その巨大シャッターをスクリーンに、ドライブインシアター方式で「一夜限りの宇宙の映画館」をつくろうというのです。
滑走路には、事前に予約をした45台=94人のクルマが!
物珍しさが話題を呼び、大樹町内はもちろん、帯広や札幌、東京からも駆けつけました。
タテ17メートル、建物6階に匹敵する迫力の大画面に、期待が高まります。
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