北海道・函館のローカルマガジン『peeps hakodate』が勝手に選ぶ「函館文化遺産」シリーズ。
函館はあらゆる国や宗派の宗教建築が街中いたるところに点在する特異な街。
特に教会はそれぞれに個性と特徴を持った建造物が多く、見るものを飽きさせない魅力がある。
教会建築に欠かせないものといえば、ステンドグラスだ。現在我々が認識しているステンドグラスは教会にあるものに限らず、さまざまなデザインや様式のものを一括りとしているが、本来は教会内に設置され、さらに宗教画が描かれたものに限り「ステンドグラス」と呼ぶことができる(※教会外のもので非宗教的な絵柄・デザインのものは『鉛明かり採り』または『レッドライト』と呼ぶ)。
北斗市三ツ石のトラピスト修道院敷地内にある『聖リタ当別カトリック教会』は、1917(大正6)年に創立。現在の聖堂は1995年に建造された2代目となる。
聖堂の左右両側の窓だけでなく、聖堂内を取り囲むように直径1mの丸いステンドグラスが配され、十二使徒が描かれている。ともに初代教会の時代から80年以上使われているものだ。
■「パリ・コレ」に10年続けて出演。田中レーヌさん、72歳の記憶。【函館】
■【函館】「これは春巻きなのか?」創業時からずっと変わらない、町中華のグルメ遺産
道南の記事一覧:【道南のお気に入りを見つけたい】