2023.12.24
深めるそれは、江別市の酪農学園大学です。
ここでは、保健所から猫を引き取って受け入れ次の飼い主を探す、一連の「シェルター管理」を行っています。
ペットの世話をしているのは、獣医学を学ぶ学生たち。
今年4月から、道の委託を受けて犬や猫を管理しています。
これまでに35匹を預かり、譲渡会を開催して、16匹以上を新たな飼い主につなげました。
活動を通じて学生たちも、大きな刺激を受けています。
実際に動物に触れ、介護もする。
その中では、動物たちの死を意識することもあるといいます。
里親になってくれる人を含め、命をつなぐ人たちに感謝をしながらきょうも、動物たちに向き合っています。
道の委託で始まった、酪農学園大学での動物愛護管理センター。
ほかにも災害時に被災した動物を保護して、飼い主に戻すという役割も担っているということです。
道はこのような動物愛護管理センターを、今後も増やしていく方針です。
広大な北海道で動物の保護・譲渡に対応するため、道内を4つの地域に分けて、道央は酪農学園大学、道東は音更町にセンターを設置し、運用開始。
残りの道南・道北も、2024年度からの運用に向けて準備中です。
一方で、課題もあります。
収容スペースや人材の確保。餌代や人件費、手術などの治療費の工面。
これらはほかの都府県に比べて整備が追いついていないのが現状です。
行政の仕組みだけでなく、わたしたちが「じぶんごと」として、改めて動物愛護について考えていく必要があります。
連載「じぶんごとニュース」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年12月12日)の情報に基づきます。
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