2023.12.26
深める太平洋戦争を乗り越え、今年94歳を迎えた浦田久さん。
育てた作物がどうなったかというと…。
「いろいろな物が配給になっていたけど、十分ではないから、町内会(隣組)ごとに分け合って、一生懸命食べた。おいしかった」と浦田さん。
やはり育てた作物は、近所で分け合って食べていたのです。
浦田さんによると、大通公園の畑は、戦後すぐに壊され、野球場やテニスコートなどに作り変えられたといいます。
「人間は食糧がなければ生きていけない。それをめちゃくちゃな戦争をして、何が利益になるんですかね。人間って愚かですね。大通の畑を見たら、平和であってほしいと思う。それが第一です」
それを依頼人の森田さんに報告すると…「安心しました」と一言。
ただ、今森田さんが畑の作物以上に心配なのが…
「テレビを見てたら、どうして戦争をするのかなと思ってね。どうして人間ってそうなんだろ。欲張りだからそういうことするんだね」
大通公園を二度と食糧難の畑にしてはいけない…。
歴史から学び、私たちが平和を築いていかなければいけません。
文:HBC報道部「もんすけ調査隊」
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年12月15日)に基づきます。
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