寒い冬を温かな光で彩るイルミネーションイベントが、今年も函館市内各所で開かれる。11月29、30日には試験点灯を行い、カラフルな照明が人々を魅了する。
函館湯の川温泉街周辺をイルミネーションで彩るイベント「第5回湯の川冬の灯り」(実行委主催)が1日から始まる。来年2月29日まで、日没から午後10時で点灯する。
「和とモダン」をコンセプトに、鮫川沿いの約550メートルの歩道にLED電球約2万個のイルミネーションを設置。30日夕に試験点灯を行い、組子細工の文様をイメージした灯籠25基と共にお目見えした。温泉街の足湯「湯巡り舞台」もライトアップされ、ぬくもりあふれる光で冬の観光客を迎える。
西村有人実行委員長(49)は「新型コロナウイルスの5類移行でインバウンドをはじめ、観光客も増えてきた。イルミネーションもぜひ多くの人に見てほしい」とPRする。
はこだてグリーンプラザ(松風町)では「はこだてルミポップ」(市主催)が始まる。竜宮城を思わせる幻想的な海底をイメージし、大小の貝殻や卵、海藻をモチーフにしたオブジェなどを並べ、来場者を楽しませる。来年2月29日まで。
今年で3回目。昨年より約1万球増えた約7・6万個の電球がBGMと連動し、点滅する。29日に試験点灯を行い、色鮮やかな照明が市民の目を引き付けていた。市商業振興課は「無料開催なので気軽に訪れ、SNS映えするような記念撮影を楽しんでほしい。大門地区の活性化につながれば」としている。
イルミネーション点灯は期間中の午後4時~同10時(来年2月1日以降は同5時点灯)。また、初企画としてフォトコンテストを実施。募集写真は会場で撮影したオリジナル写真で、インスタグラムから応募できる。詳細は二次元コードを参照。