2023.12.09
出かける「宇宙のマチ」を掲げる北海道大樹町で、新たな観光客を呼び込もうと、こんな観光コンテンツの開発が始まりました。
北海道で「宇宙に最も近いマチ」ともいわれる大樹町です。
宇宙のマチにしかないロケット発射場や滑走路。
大樹町がそんな「オンリーワン」の宇宙港の施設を活用した新たな観光コンテンツの開発に動き始めました。
そこで、登場したのが一夜限りの「宇宙の映画館」です。
会場は、JAXA=宇宙航空研究開発機構の12階の建物に匹敵する巨大な格納庫の前。
縦17メートル、横30メートル。
大樹町の航空宇宙推進室の吉田たすくさんは「あまりに巨大なシャッターだったので、何かに使えないか」と考えたといいます。
そして、行き着いたのが、ドライブインシアター方式で大型のシャッターをスクリーンにしようというアイデア。
巨大シャッターを使った日本最大級の映画館で上映するのは、トム・ハンクス主演の映画「アポロ13」です。
月面探査船アポロ13号爆発事故の実話を基に、絶望的な状況に陥った宇宙飛行士たちが、力を合わせて地球への生還を目指すスリリングな人間ドラマです。
吉田さんは、以前開いた町のイベントの際に小学生の女の子が「映画館で映画をみたことがない」と話していたときに、こう約束したのだといいます。
「おじさんが、日本で一番大きな映画館を作ってみせるから」
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