「また会いたい」
あなたがそう感じる人の顔を思い浮かべてみてください。想像するだけで笑顔になりますよね。
自分もそんな笑顔を導く人になることができたなら……プライベートでも仕事でも、素敵なご縁に恵まれる機会が増えていきます。
特に大切にしたいのが“第一印象”です。第一印象はその後の関係性に大きな影響を及ぼします。もしもあまり良くない印象だった場合、それを覆すのには大きな労力と多くの時間が必要です。そのような状況にならないために、そして 「また会いたい」 と思ってもらうためには、整えるべき3つの要素があります。
今回は日本接客リーダー育成協会(以下、JSL)マナー講師の筆者が、その3つの要素をご紹介します。
笑顔とは、相手に心を寄せ、笑顔になってもらうために整える自分の表情です。そう考えると、笑顔が持つ表情は1つではありません。
JSLでは“笑顔に幅を”とお伝えしています。パーセント(%)にして、0~100の笑顔があると考えます。一緒に喜びを分かち合う場面では、100%の笑顔が嬉しいですね。
さらに心に留めておきたいのが、非言語の領域。笑顔の幅に加え、感情が反映される目の動きや表情、身振り手振りなどを指します。
昨今ではマスクで口元が隠れる分、相手の“感情”や言葉の裏に隠された“本当の思い”をくみ取るためにも、笑顔と表現力の持つ役割がとても大切になってきます。
目尻のしわは笑顔の数! 鏡に向かって笑顔の練習をしてみてくださいね。
数秒で決まってしまう第一印象。ここで好印象を持ってもらうことができれば、その後の関係性にも良い影響をもたらします。
筆者は健康美に関わる仕事に長年従事し、第一印象における“姿勢”の重要性を痛感しています。姿勢の影響は大きく、正しく美しい姿勢は清々しさを感じさせるのです。
姿勢は心の表れ。相手に向き合うときには、姿勢を正して心も整えていきましょう。
話の内容や言葉遣いに気を配ることはとても重要です。加えて心地良い声のトーンやテンポには、人の興味を誘うポイントがいくつも隠されています。
そうはいっても、自分では気づかないことも多いですよね。思い切って身近にいる人に意見を募ったり、録音して自分の話し方を聞いてみたりすると、どんな印象を与えているのか大きな発見があるはずです。
話し方は、日々のトレーニングで身につけることができるスキルです。臆せずにチャレンジしてみてください!
「また会いたい」と思わせる人は、“笑顔”、“姿勢”、“話し方”の3つの要素がバランスよく保たれています。
日々の暮らしの中での表情が、顔を作ります。正しく美しい姿勢が、しなやかで凛としたボディラインを作り出します。日々の少しの意識が、仕草を作ります。暮らし方が、その人の雰囲気を作ります。
「また会いたい」
そう思ってもらえるよう、相手に心を寄せ、自分を整え、日々笑顔で過ごしましょう!
文:鈴木美千代(JSLマナー講師・MI AILES代表ボディデザイナー)
HP:MI AILES
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【画像】メディナス / PIXTA(ピクスタ)